MENU
Information
タイルそのものは耐久性が高く、長持ちしますが、接着面や目地の部分は劣化するため10年に1度はメンテナンスを行うようにしましょう。
外壁タイルは、非常に耐久性が高く、汚れ・色あせ・変色にも強いため、タイルそのものを交換するといったことは滅多にありませんが、
タイル同士をつないでいる目地の部分(コーキング)は、劣化していくので10年を目安にメンテナンスが必要となります。
メンテナンスは家の大きさによっても異なりますが、目安として50万円程度です。具体的なメンテナンス項目としては、目地のコーキングの打ち直し、タイルの洗浄があげられます。
他の建材も外壁タイル同様に10年に1度を目安にメンテナンスが必要となります。他の建材の場合、塗り替えやひび割れ補修が必要になってくるため、だいたい100~150万円程度かかります。
メンテナンスのタイミングは外壁タイルも他の建材も同様ですが、長い目で見ると外壁タイルのほうがコストを倍以上安く抑えることが可能となります。
メンテナンスフリーではないということが理解できたところで、お手入れの方法についてご紹介致します。
どの建材でもお手入れをすることで外壁をよりキレイに保つことができますが、外壁タイルは耐久性が高く汚れにくい性質の為、他の建材よりも頻度は少なくてすみます。
▶︎基本的なお手入れは洗浄
外壁タイルのお手入れは、汚れを水洗いする程度で十分です。外壁に水をかけ、洗車用などの柔らかいブラシやスポンジで汚れを落とします。水をかける際は、窓を閉めて室内に水が浸入しないように気をつけましょう。
掃除をするタイミングは、汚れが目立ってきた時、年に1回程度で十分です。
▶︎タイル表面の白い汚れ
タイル表面の白い汚れは「白華現象(エフロエッセンス)」と呼ばれるものです。
タイルの接着面に隙間があり、その隙間から雨水が浸入することで、タイル裏面に施されたモルタルに含まれる水酸化カルシウムが溶け出し、それがタイル表面に流れ出てきたものです。稀塩酸で洗うと簡単に除去はできますが、しばらくするとまたあらわれます。また、自分で除去しようとせず、業者に頼んだほうが無難です。
外壁タイルの場合、劣化症状を目にすることは少ないかもしれません。タイル自体が劣化することはほぼありませんが、ひび割れや破損を見つけたらすぐに専門業者に相談するようにして下さい。