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TOP / 新着情報 / 外壁タイルの耐用年数はどれくらいなの?
まずは気になる外壁タイルの耐久性についてご紹介します。
外壁タイルは、石や砂などを約1300度の高温で焼き固めた素材です。
非常に硬いため、キズや摩耗に強い素材と言えます。
何か硬い物でひっかいたり、風などで砂が吹きつけられても、ほとんどキズはつきません。
キズに強いだけでなく、日差しによる色あせや変色・退色といった経年劣化もほとんどありません。
これは素材そのものが経年劣化していくサイディングや外壁塗装とは、
比較にならないほどの耐久性と言えます。
窯業系サイディングの場合、簡単に傷が付きます。
磁器質タイルの場合は、なかなか傷つきません。
また、水を弾き、ほとんど水分を染み込まないため、
汚れにくく、梅雨の長雨や豪雨の影響も受けづらい素材です。
特に、東北地方など寒冷地では、外壁材に染み込んだ水分が凍結。
外壁材に大きなダメージを与えることがありますが、
水分が染み込みにくい外壁タイルの場合、冬でも安心です。
外壁タイルの耐用年数は、素材や施工によってまちまちですが、正しい施工を行った上で、
10年に1回程度のプロによるメンテナンスを行えば、
20年~30年・・・それ以上の年数が経過しても、持ちこたえるだけの耐久性を持っています。
耐用年数も長く、非常に丈夫な外壁タイルですが、
時折、マンションの外壁タイルが剥離・落下し、ケガ人が出たというニュースが流れます。
外壁タイルそのものは丈夫だけれど、剥がれ落ちては問題です。
しかし、外壁タイルは滅多に剥離・落下するものではありません。
確かな品質の素材を使い、正しく施工すれば、
経年劣化で外壁タイルが剥がれてくるようなことはないのです。
ニュースになるような事案は、
そのほとんどが外壁タイルに問題があるのではなく、施工に問題があると言えます。
例えば、剥離・落下につながる現象に、「浮き」や「剥がれ」といった現象があります。
これは、タイルが下地から剥がれ、
外から見ると膨らんだようになったり、一部剥がれたり、といった状況です。
この状態を放置しておくと、何らかのキッカケで剥離・剥落・落下を引き起こします。
接着剤の質も悪かった時代はともかく、現代では、
正しい施工をしていれば、「浮き」や「剥がれ」はまず発生しません。
「浮き」や「剥がれ」が発生する場合は、たいてい、過度な経費削減による手抜き工事や、
そもそも外壁タイルを施工する知識がほとんどない職人よる施工不良が原因となっています。
せっかくの外壁タイルの耐久性も、知識や経験の無い職人による、
拙い施工で台無しになってしまいますので注意が必要です。