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石の色合いの組み合わせは無数にあり、またタイルに至っては国内外含めて1000種類では収まらない種類があります。
さらに貼り方の手法と組み合わせることによって、和風の建物や外構、洋風の建物や外構のどちらにも採用できます。
よく使われる色の系統は大きく分けて3パターンです。
①ブラウン色
暖色系の色がお庭と家を優しく包み込みます。家のテイストにも割と柔軟に対応でき、レンガ調のヨーロピアンテイストのお庭やカジュアル系、アジアン系のお庭などにも使用されます。またコンクリートのアクセントとしてもライトブラウンの石は使われます。
②ブラック色
高級感のある黒は白のコンクリートとコントラストが生まれ存在感が抜群です。スタイリッシュな建物やお庭の他、石であればお寺の舗装にも使われているように和風のお庭にもよく合います。日の当たり具合でも色の感じ方は異なりますので、使われる場所の明るさなども考慮して選ぶと良いです。
③ホワイト色
美しく圧倒的な高級感のあるホワイト系。建物とのバランスも大事になりますので、選ぶ際は事前にしっかりと打ち合わせをすることが重要となります。ヨーロピアンのテイストの建物やスタイリッシュなお庭などで高い質感を感じさせたい場合などにおすすめです。上品さを演出するのにぴったりな色です。
石やタイルの貼り方も様々な手法が存在し、「馬踏み目地」「通し目地」「乱貼り」「乱尺貼り」「矢筈貼り」「モザイク貼り」などがあります。
▶︎馬踏み目地
石やタイルの張り方の中で、最もポピュラーな方法が「馬踏み目地」です。
名前の由来は、馬が歩くと交互に足跡が付くのと同じように、目地が互い違いに付く張り方だからといわれています。特殊な技術を持たなくても施工可能となっています。
▶︎通し目地
「目地が垂直に通っている張り方」です。
目地が一直線になっていることを「目地が通る」ということから、通し目地と名がつけられています。こちらはお風呂やキッチンなど、水辺をタイル張りにする際に採用されるケースが多いです。
▶︎乱張り
乱張りとは、自然に存在する材料を活かし、石やタイルを砕いて形や大きさが不揃いなものを不規則に合わせる貼り方のことです。
張り合わせるパターンが決まっているわけではありませんので、職人が一枚一枚調整しながら施工しまう。そのため腕とセンスで仕上がりが大きく変わってきます。石やタイルを一つ一つハンマーなどで形を整えて張り合わせていくため、目地の間隔を一定に保つのが難しく、バランスをが取りづらいです。乱張りの仕上がりは目地の仕上がりと言っても過言ではありません。職人の技術力が顕著に表れます。
▶︎乱尺張り
乱尺張りとは、大きさの異なる材料を使用して、縦目地が不揃いになるように張り合わせる工法です。
フローリングなどで多い張り方で、飽きのこないデザインが人気となっています。
▶︎矢筈張り
矢筈張りの「矢筈」とは、弓の弦に矢をかける場所のことを指します。
形状が「V」の字になっていることから、石やタイルをV字に張り合わせていくことを矢筈張りと呼びます。日本では古来よりなじみのあるデザインで、床や家の外壁の柄を矢筈模様にする方もいるほどです。ブロックを互い違いに並べたインターロッキングやレンガなどを矢筈張りで施工すると、デザイン性豊かなエクステリアを演出することが可能です。
▶︎四半張り
四半張りとは、石やタイルなどを45度の角度を付けて張り合わせていく貼り方です。「四半敷き」とも呼ばれます。
単に張り合わせていくのではなく、斜めに張り合せていくことで一風変わった見栄えを実現できます。必ず端が三角形で終わるように張り合わせていき、全体のバランスを整えながら施工します。多少の誤差が生じるだけで収まらなくなってしまうため、腕が立つ職人でなければ施工することができません。
▶︎モザイク張り
石やタイルを無数に敷き詰めていき、最終的に絵や模様になるように仕上げる工法のことです。
熟年の技と勘が無ければ絵が歪んでしまうため、高度な技術が必要となります。また、一つ一つ考えながら張り合わせなければいけないため、費用は最高ランクと言えます。その分、モザイク張りを採用している家はほとんどなく非常に満足度のの高い作品になることは間違いありません。