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TOP / 新着情報 / すぐわかるタイルの基本 ~目地編~②
目地とは、タイルや石材、レンガ等を施工する際に部材と部材の隙間の継ぎ目のことです。
今回も前回に引き続き、目地の役割や種類、目地による演出効果などについてご紹介いたします。
タイルは色・柄・サイズだけでなく、目地の直線を通して貼ったり、互い違いにしたりと貼り方のパターンを変えることでも異なった印象を与えることができます。
床にも壁にもよく使われる、最も標準的な目地割のパターンです。
通し目地(とおしめじ)
縦と横の目地を一直線に通した目地。「いも目地」とも呼ばれます。
馬踏み目地(うまふみめじ)
タイルを半分ずつずらして貼る貼り方で、馬が踏んだ足跡のように交互になっているので「馬踏み目地」や「馬目地」と呼ばれます。
外壁タイルではよく使われる貼り方で「レンガ目地」とも呼ばれます。
ブリックタイルやレンガタイルと呼ばれる外壁タイルには、「二丁掛け」や「小口」と言われる2種類のサイズを組み合わせたレンガの積みと同じ目地パターンがあります。
目地による演出
目地材のカラーや目地詰めの手法を変えることでタイルの印象を変える演出の効果が期待できます。
内装タイルの印象を変える
目地の色をかえることでタイルの印象も大きく変わります。
白やグレーだけでなく、カラフルなカラー目地を使用することで大きく印象を変えることができます。
デザイン性の高いインテリアモザイクやガラスモザイクとの組み合わせにおすすめです。
外装タイルの印象を変える
ブリックタイルなどの外壁タイルは、目地の深さや幅など目地の詰め方や仕上げ方によって与える印象をガラリと変えることが可能となります。
目地幅を広く取り、粗い骨材のブリック目地材を目地ゴテで押さえて仕上げた目地です。
レンガ表面近くまで粗い骨材のブリック目地材を詰めて、目地コテでしっかり押さえることはせずにラフな仕上げにして、全体的にやわらかな印象になっています。
表面の粗いタイルの場合は、目地を上から塗る「塗り目地」ができないため、「一本目地」という方法で目地詰めを行います。
見せる目地
「覆輪目地(ふくりんめじ)」という昔ながらの目地詰め手法があります。
目地の断面は半円形で中央部が丸く盛り上がったように見え、今では、あまりお目にかかることが無い特殊な美しい目地となっています。