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TOP / 新着情報 / すぐにわかるタイルの基本 ~目地編~
目地とは、タイルや石材、レンガ等を施工する際に部材と部材の隙間の継ぎ目のことです。
今回は目地の役割や種類、目地による演出効果などについてご紹介いたします。
タイルや石材を施工する上で必要とされる「目地」の役割としては以下のようなものがあります。
寸法精度の高いオーダーメードの石材などを壁に施工する場合に「眠り目地」や「突きつけ目地」として名刺1枚ぐらいの隙間のほとんど目地がないように見える施工方法もありますが、一般的には上記のような役割から目地を設けることが基本となっています。
特に床の場合は、目地材が施工後に浮いてこないように目地幅を最低3mm以上にして、目地材がしっかり奥まで詰まるようにする必要があります。
主には、内装用と外装用に調合されたものが用意されています。セメント系のものが一般的によく使用され、用途に応じて機能的な特徴を加えた目地材があります。
内装用の目地材
内部の壁用
内装タイルの2mm程度の狭い目地幅に合わせて小さめの骨材が調合されています。
・標準的な白やグレー以外にタイルとの色の組合せが楽しめるカラー目地材もあります。
・汚れがしみ込みにくいキッチンパックなどに適した目地材やカビが付きにくい浴室などに適した目地材など、従来の目地材の弱点をカバーした機能的なものもあります。
内部の床用
・玄関などの土足の場合は外装用の目地材が使われます。
・リビングなど合板下地の場合は、下地のたわみや振動に追従し、目地割れなどを防ぐ弾性目地材があります。
・浴室の床には、壁用と同じくがカビや汚れが付きにくい目地材おすすめです。
外装用の目地材
外部の壁用
セメント系目地材で、床タイルにも使用できる汎用的な目地材が使われます。
ブリック目地材
レンガ積みや外壁タイルなどで10mm以上の幅広の目地詰めができるように粗い骨材が配合されています。
ラフ面のタイルなどの風合いを引き立てるために、一本目地用の目地材がよく使われます。
外部の床用
セメント系で、壁用と同じ汎用的な目地材が使われます。